三留電通生の戯言

いずれ何かを書くかもしれない

情報・通信工学科という学科

(※この記事は個人の主観をふんだんに含みます)

 

 

今年の卒業審査が発表されたみたいで、今年が『情報理工学部』主体での最後の卒業式が近いうちに挙行されるのでしょう。(まだ『電気通信学部』の学生すら理論上存在し得るけど流石に10年生は今まで見たことが無い。いるのだろうか)

 

なんだかんだTwitter上にもまだ学部生の14生がいっぱいいたのでまだ割とにぎやかだったようなきがしますね。年変わってからようやく留年したと知った人もいたし。

I科だと10%くらいの14生が5年で卒業できたみたい。

来年以降一体どうなるんでしょうかね。流石に自分がI科の最後の1人とかになったりしないよね。さすがにないよね。

 

 

そんなわけで今回は改組によって最も大きく影響を受けた学科であろう「情報・通信工学科(通称:I科、烏賊)」について底辺に甘んじている自分なりの観点から語っていこうかなと思います。

 

 

情報・通信工学科は情報理工学部で一番定員の多い学科でした。

多分電気通信学部でいうC科とE科とT科とJ科のハイブリッド。

毎年210~220人くらいは毎年入学してたのかな。学生数が多いので2年は必修3クラス、選択2クラスに分かれて授業が行われていました。ここらへんはあまりⅠ類と変わらなさそう。

学部の頃は新入生研修合宿があって学科でのクラス同士での交流も結構多かったからか2年になっても結構すんなりクラスの人とは仲良くなれたと思います。まあ仲良くなっても授業に行かなかったから無駄にしまくってたんですけど。

 

で、2年終了時にコース審査によってコースが決まります。なぜかコース配属は3年前期からなのに成績基準が2年前期まで。(他は2年後期も使ってた)

 

1コース:情報通信システムコース(IC)    :3番人気

2コース:電子情報システムコース(EI)    :2番人気

3コース:情報数理工学コース(MI)        :4番人気

4コース:コンピュータサイエンスコース(CS)  :1番人気

 

なんか旧I科のプログラムって類だと全部不人気になってるっぽくてこわいなぁと思ったり。

 

情報理工学部には『学科専門基礎科目』というのがありましてI科の場合はこんな感じで2年次に受けていました。(カッコ内に振り替えによる今の類での区分を記してます)

 

必修:前期

応用数学(Ⅱ類必修)

離散数学(I類必修)

複素関数論(Ⅰ,Ⅱ類選択必修)

情報・通信演習1(上3つと申し訳程度のプログラミング演習。順にIA,ID,IM,IP)

 

必修:後期

プログラミング演習

プログラミング通論(Ⅰ類必修)

基礎電気回路(Ⅱ類必修)

基礎電磁気学(Ⅱ類必修)

情報・通信工学基礎(通称I基礎。コース配属とソレに付随したナンタラを学ぶ)

情報・通信演習2(電気回路、電磁気学、I基礎の演習)(Ⅱ類必修)

 

選択必修(このうち3つ)

計算機通論

力学

波動と光

確率統計

情報通信と符号化

基礎電子工学

量子力学

数値計算

 

I科で結構問題だった(気がする)のがこの学科基礎。

I科のコース配属ってなんだかんだIC&EIとMI&CSで50:50くらいになるんですけどその原因がプログラミング演習が無理すぎてICEIに逃げ込むパターンの多いこと多いこと。

二年前期まで希望比30:70くらいだったのがプログラミング演習だけで釣り合いを保っていると言っても過言ではない。

なんせI科、なぜか2年前期でプログラミングの授業を全然しないので(頼りの演習ですら学期2コマ)。

よほど強者でなきゃ授業も無いのにプログラミングの復習とかするはずもない(しかも学部の基礎プロはまだknじゃないので死ぬほどヌルかった)から平和ボケした頭に急にポインタをビュンビュン飛ばすことを要求されてもそんなん無理となって詰みに近づくといった筋道である。

 

MICS志望にとってはというと将来ほぼ100%使わない可能性のある電気回路と電磁気を学ばされる。ただのストレスでしかないだろう。

まだICEIの研究室だとプログラミングをやるところもある(というかほとんど)のだがMICSの研究室で果たしてマクスウェル氏の恩恵に預かったりノリノリインピーダンスする研究室がいくつあるというのか。

 

そして更に再履修が過酷。まだ学部時代に済ませれればセーフなのだが学域の年度まで踏み入ってしまうと最悪こうなったりする。

 

前期

応用数学

離散数学

複素関数

情報・通信演習1

プログラミング通論

基礎電気回路

基礎電磁気学

情報・通信演習2

(波動と光)

 

後期

プログラミング演習

情報・通信工学基礎

(力学)

(確率統計)

(情報通信と符号化)

(基礎電子工学)

 

もうメチャクチャ。単位の落し方によっては詰む

 

このパターンはⅡ類の場合なのでⅠ類の場合必修は少し楽になる。(が今度は選択必修が襲い掛かってくる。主に確率論

 

 

果てには留年してた場合更に面倒で、

二年必修になったのにコース配属されないと履修できない科目がある

 

Ⅰ類

論理設計学(3年前期必修→2年前期必修)

アルゴリズム論第一(3年前期必修→2年後期必修)3年前期どう勉強させるつもりだ。

 

Ⅱ類

論理回路学(3年前期必修→2年後期必修) 実験とか無知識で望むのだろうか。

 

 

それを色々考えると今のⅠ類やⅡ類はI科の問題点を見直してそれなりにうまいことカリキュラムが組みなおされたように感じる。

 

 そんなわけで色々振り回されながら今I科の命は終わろうとしています。

長いようで短い6年間の命。

情報・通信工学科は犠牲となったのだ・・・

 

 

といっても学域になってから学部と結構審査基準が変わってるみたいでそれはそれで大変そうだなぁと思います。Ⅰ類って2年の必修二年連続で落したら問答無用で留年ですよ。びっくりですね。I科でも必修1科目だけはまだ落としてよかったし。

 

ここでは語ってませんが一応コース配属基準満たしたので僕もこれからはなんちゃってⅠ類17生としてひっそり生きていこうと思います。Ⅱ類の科目3つ受けなきゃいけないけど。